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■ 不法労働とは

「不法労働」とは就労が許可されていないビザで就労し賃金を得ること、または就労ビザをもってはいるが、ビザで定められた規定を超えた就労で賃金を得ることをいいます。

例えば、F-1ビザ保持者がレストランでウェイター/ウェイトレスとして働いた場合が前者に該当します。またある会社の社員としてH-1B、L,またはEビザで滞在している人が他の会社の仕事をしてそこから報酬を得ることも不法労働になります。

H-1Bビザの場合、さらに複雑になります。例えば同じ会社に勤めている場合でも、ロスアンジェルスの事務所からニューヨークの事務所に転勤になった場合や、職種がエンジニアからセールスパーソンに変わった場合にも不法労働となる場合があります。この場合新しいLCAをファイルする必要が生じます。


■ 不法労働が見つかるパターン

不法労働が見つかるケースは大きく分けて、(1)Social Security Numberからみつかる場合、と(2)通報によりDOLまたは移民局の調査が入り見つかる場合があります。

Social Security Officeと移民局、それにIRSは互いに情報をシェアしています。Social Security Numberはその番号から、アメリカ市民か外国人か、就労できる外国人か出来ない外国人か、を判別することができます。したがって、就労ビザを持っていない人がPayroll Taxに載ったり、Tax Returnをファイルすると、いずれその情報が移民局のコンピューターに入ります。そして、不法労働から数年たってから新規ビザの発行拒否等の問題が生じることがあります。

また、解雇された従業員が腹いせに、不法労働の事実を政府機関に通報することがあります。原則として、通報したら必ずというわけではありませんが、場合によっては調査が入ることがあります。労働局(DOL)と移民局も情報をシェアしていますので、DOLの調査だから安心というわけにはいきません。DOLが不法労働の事実を見つけ、移民局に通報し、移民局からペナルティーを課せられるケースもあります。


■ 不法労働者に課せられるペナルティー

不法で働いた人は、ビザの失効、Adjustment of Statusの拒否, Change of Statusの拒否、本国でのビザの再発行の拒否等さまざまなぺナルティーが課せられます。さらに移民局が勤務先に調査に入り、その場で不法労働者として身柄を拘束された場合は、そのまま強制送還の手続きにかけられる場合もあります。


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