■ 「100万ドルクラブ」と呼ばれる |
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「最低100万ドル(約1億1千万円)の投資をすれば永住権を与えます」という意味の永住権で、アメリカ政府が外国人投資者を優遇した制度です。特に景気が悪いと指定された地域に投資をする場合、必要な投資金額が半分の50万ドルになります。百万ドルお金を持っていれば永住権が取得できるということから「100万ドルクラブ」(Million-Dollar
Club)と呼ばれています。言いかえれば、100万ドルのお金が投資できるのなら、永住権がすぐに「買える」わけです。
この申請方法で永住権を取得した場合、最初に発行される永住権は2年間有効のものです(条件付き永住権と呼ばれています)。そして、2年たったら再びEB-5の申請をして、移民局の再承認を経て最終的な永住権が発行されます。これは、最初に100万ドルの見せかけ投資を行い、永住権取得と共に投資を引き上げるということを防ぐのが目的です。
EB-5は、指定された額以上の投資が出来る人にとっては、短期間で簡単に永住権が取得できる方法です。
■ 申請方法 |
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1. |
新規の会社、またはビジネスを設立すること。既存のビジネスを買収するのは不可。 |
2. |
最低百万ドルの投資をすること。地域によっては最低50万ドル。 |
3. |
投資はビジネスリスクを負うものであること。(株式投資不可) |
4. |
投資後最初の2年間で最低10人の雇用を生み出すこと。(雇用はアメリカ人または永住権保有者の雇用に限る。ただし投資家の家族は計算されない) |
■ 申請方法 |
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Form I-526を移民局にファイルします。この時、投資の内容を証明するために極めて大量の資料を証拠として提出します。提出する資料は場合によっては15cm-20cmもの厚さになります。またEB-5の申請は、そのセーフティーネットとしてE-2ビザの申請も同時に行うのが普通です。
■ EB-5申請のメリットとデメリット |
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■ 決められた額の投資が可能なら、学位、経験、職種等の制限はない。 ■ Labor Certificateが必要ない。 |
■ 百万ドルの投資が出来る人は限られている。 ■ 最初に発行される永住権には2年間の条件がついている。この条件をはずすには、投資から2年たったら、EB-5の再申請をする必要がある。
■ 投資のやりかたによっては移民局が永住権の発行を拒否する場合がある。 |
各申請方法の相違点は「申請方法の比較」を参考にしてください。
| 永住権 |
| Adjustment of Status | Advance
Parole | 非移民就労ビザとの比較 | 申請方法の比較 |
| Consular Processing | EB-1 | EB-2 | EB-2 & Waiver | EB-3
| EB-4 | EB-5 | LC | PERM |
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