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■ なぜライセンス申請は難しいのか?

 リッカーライセンスの許可が下りなくて、窮地に陥っているレストランが数多くあります。せっかく開業したのに酒類が販売できなければ売上にも大きく影響します。リッカーライセンスの許可は属地属人主義のため、その申請にはリース契約書(Lease Agreement)、または購入の証明書(Deed)、さらには店舗の青写真等を提出する必要があります。さらには、ABCの職員による現地の視察もあります。

 つまり、リッカーライセンスを申請には、すでにリース契約または土地の購入が済んでいることが前提になっているのです。しかし、リース契約や土地の購入が済んだからといって、リッカーライセンスが発行される保証はありません。もしライセンスが取得できなければ、酒類なしでの営業を余儀なくされることになります。

 このリスクを回避するには、事前の情報収集と、特別なリース契約(または土地購入契約)条項を盛り込むことが非常に大切になります。


■ 必要なライセンスの種類を決定する

 レストランが取得できるリッカーライセンスには、(1)ビール・ワインライセンスと(2)ハードリッカーライセンスの2種類があります。この2種類の違いについては、「レストランに必要な酒類販売免許」を参考にしてください。

 一般的に、新規にオープンするレストランは、まず最初はビール・ワインライセンスから始めます。このライセンスでしたら、ビール、ワイン、日本酒、アルコール度数24%以下の焼酎をベースにした酎ハイ、梅酒等を提供することができます。ビール・ワインライセンスは新規取得、または譲渡(トランスファー)によって取得することができます。

 ウイスキー、ブランディー、25度以上の焼酎、テキーラ等を提供する場合、はハードリッカーライセンスが必要になります。現在、カルフォルニアの都市部では、原則としてハードリッカーライセンスの新規取得はできません。入手する唯一の方法は現在のライセンス所有者から購入(することになります。さらに、その購入は同じカウンティー(郡)内の売り手からに限られています。

 必要なライセンスが決まったら、そのライセンス取得可能性に関する情報を収集します。


■ 情報収集

 まず、レストランの立地を決定する前に、その場所でリッカーライセンスの申請が可能かどうかを確認します。ある一定の距離内に学校、病院、協会等があればライセンスは取得できません。またある一定距離内にいる住民の反対にあった場合もライセンスの取得が極めて難しくなります。さらに、ショッピングモール等に入居する場合でも、既存店の数により新規参入が制限される場合もあります。

 つまり、「場所を確保したのにリッカーライセンスが取得できないので、酒類が売れないので窮地に立たされている」というようなリスクは、事前の情報収集で軽減させることができます。さらに、店舗のリース契約時にリッカーライセンスの取得をリース契約の条件とする方法もあります。この方法と事前の情報収集を併用すれば、前述のような「酒類が売れない」というリスクは、ほとんどゼロにすることができます。


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